テレワーク・リモートワーク総合研究所

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1066名

調査対象:2022年9月30日〜10月1日

手探りのままテレワークに切り替えたコロナ禍当初に比べ、テレワークの環境は徐々に快適なものへと変化してきました。出社せずとも効率よく業務をこなすテレワークは、令和の社会において働き方のひとつの選択肢として認識されています。一方で、テレワークに対する課題も浮き彫りになってきました。

その中でも今回は、テレワークでのコミュニケーションに潜む課題について調査し、その解決の糸口について検討します。

Q.テレワークのデメリットは何ですか?

まず、テレワーカーを対象に調査を行った「テレワークのデメリットは何ですか?」というアンケートの結果では、いくつかのデメリットが挙げられていますが、「上司・同僚とのコミュニケーションがとりづらい、減った」という回答が2位に浮上していることからリモートでもコミュニケーションに課題を感じる人が多いことが見て取れます。では、実際のところどのような点がコミュニケーションの課題となっているのでしょうか?

テレワークのコミュニケーションは手間がかかる!?

「テレワークでのコミュニケーションで課題に感じていることはありますか?」というアンケート調査を行ってみました。結果は次の通りです。

Q.テレワークでのコミュニケーションで、課題に感じていることはありますか?

アンケートの調査結果をみると、多かった回答は「すぐに業務の相談ができない」「相手の反応や様子が分かりにくい」といったものでした。

たしかに、オフィスワークであれば目の前に座っている上司や同僚にちょっとした相談も簡単にできますが、基本的にひとりの空間で業務を行うリモートワークでは相談事があるたびにリモート会議をその都度に設定したり、チャットを利用して文章で伝えたりするなど、ひと手間をかける必要が出てしまいます。

リモート会議という形態では、話しかければ数秒で終わる内容も改まって相談する形にしなければならないため、前述のような手間はもちろん、相手の時間を奪ってしまうのではないかと考えてしまう人もいるかもしれません。また、チャットはリモート会議に比べれば手軽ではありますが、文章のみでニュアンスを伝えなければならないため「相手がこの文章でどのように感じるか」と考えなければならず、必死に考えた文章も結果として誤解につながってしまったり、そもそも相手が見てからの返信が非常に遅くなってしまう可能性があったりと、業務における遅延の一因となってしまうことも。また、リアルと違って「今、忙しくないか」などを相手が遠く離れているせいで、目で見て相手の様子や反応が判断できないこともやりづらさにつながっていき、結果としてコミュニケーション回数が減ってしまっているのではないか……と考えられます。

コミュニケーションを円滑にするツールの導入

コロナ禍当初から現在にかけて普及してきたテレワークですが、今回の調査ではコミュニケーション面での課題も浮かび上がってきたことがわかりました。なかでも、相手が何をしているかがわからない不安から生じる「話しかけづらさ」は、リモートワークにおいて大きな支障となりうる可能性があります。離れているからこそ意図的に話す時間を作り、コミュニケーションを積極的にとるように心がけてみることも大事なのではないでしょうか。それをサポートするものとしてコミュニケーションの課題解消を目的としたツールを活用するのはいかがでしょうか?

リモートワーカー同士の気軽なコミュニケーションをテーマにして作られた、「KnockMe!」というサービスのノック機能やメタに近いバーチャルオフィス空間を再現できる「Ovice」のプライベート会話などを活用し、補完できるようになるとよいかもしれませんね。

自由に、自分のペースで効率的な業務を進められるテレワーク。弱点の一つであるコミュニケーションの問題を解決できれば、今以上に快適な就業環境が作れるかもしれません。無理だとあきらめず、積極的に課題の解決を目指してみてはいかがでしょうか。

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/

・ライター、メディア、新聞社の強い味方

・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワーク
・リモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査。ご要望に合わせて設問の用意可能。

・運営:株式会社LASSIC(ラシック)

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