テレワーク・リモートワーク総合研究所

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1077名

調査対象:2020年9月1日〜9月4日

出勤時間や終業時間に縛られず、自分のペースで仕事を進められるのもテレワークの利点! テレワークによって仕事に集中できるようになり、睡眠時間が増えたという声があるようです。ですが、あまりに仕事に集中しすぎて睡眠時間が足りなくなってしまい、最終的に身体を壊す……といった話も。

テレワークをすると睡眠時間が増えるのか足りなくなるのか……そもそも、そういった事例は実際にどれくらい発生しているのでしょうか?

そこで、今回はテレワークが影響する睡眠時間の増減を調べてみました!

テレワークで睡眠時間は……増えた!

今回はテレワークをしていた方、もしくは現在でも実施している方を対象に「テレワーク実施後、睡眠時間は変わりましたか?」というアンケートを実施しました。その結果は以下のとおりです。

Q.テレワーク実施後、睡眠時間は変わりましたか?
テレワーク・リモートワークの現状

意外なことに「睡眠時間は変わらない」という回答が62.12%という結果が出ました。働き方のコントロールができるといっても、やはり寝る時間などのライフスタイルは大きく変化していないようですね。

ですが、続いて多かった回答は「睡眠時間は増えた」というもの。たしかにオフィスから定時に帰ったとしても、家に着くのはだいたい18時ごろ。住んでいる家が遠かったり、残業をしたりすればもっと遅くになってしまいます。そこから色々なことをして、寝るのは0時過ぎで、翌朝も7時には出勤となれば、睡眠時間は5~6時間前後でしょう。

テレワークではそういった要素を排除した状態から仕事を始めることができますので、前述したように家が遠かったり、残業が多いような方は睡眠時間が増えても不思議ではありません。

このように、睡眠時間が増えたという声も多いテレワークですが、ごく一部の方は逆に睡眠時間が減ってしまっているようです。

これは、テレワークをやって悪かったことのアンケート(「テレワーク、集中して仕事ができる?」)であったように、長時間労働になっている方が影響していると思われます。テレワーク環境では、自宅で休んでいる場合にも、容赦なくメールや「LINE」などの連絡が飛び込んでくることも珍しくはありません。プライベートの時間なので、そこは無視をすれば……とは思いますが、真面目に対応してしまうとなかなか仕事のオン・オフが切り替えられない……そういった悩みもあるようです。

仕事のオン・オフコントロールで
睡眠時間は必ず増える!?

大半の方は睡眠時間を変えることなく仕事をこなし、睡眠時間を増やすことにも成功しています。

通勤時間がなくなるだけでなく、飲みに行く機会が減ったり、終電をリミットにした残業がなくなり、きりの良いところで切り上げられるようになったりといったメリットがこれらの要因となっているのではないでしょうか。また、仕事の止め時がわからないという方でも、たとえば夕食後には家族と時間を過ごしたり、「20時には風呂に入らなければいけない」などといった習慣をつければ、強制的に仕事からオフモードへの切り替えのきっかけになって徐々に規則正しい生活になっていくのではないでしょうか。

一方で、通勤や営業先訪問など「歩く」「身体を動かす」機会が減ってしまったのは事実。適度に運動をしなければ、いい睡眠をとるのは難しいもの。そんななかで仕事のことばかりを考えていると、いくら時間があっても、眠れない時間が増えてしまうのでは? せっかくの睡眠時間を更に充実させるためにも身体のケア、運動不足等には気をつけたいものです。

テレワークで仕事のオン・オフをうまく切り替えていけば、必ずゆったりとした余裕ができるはず! 仕事を終えたあとは、自宅でゆっくりと休んでくださいね!

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/

・ライター、メディア、新聞社の強い味方

・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワーク
・リモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査。ご要望に合わせて設問の用意可能。

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