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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1035名

調査対象:2021年9月27日〜9月30日

テレワークにおいて、Web会議は大事なコミュニケーションの機会。そのために必須となるWeb会議ツールも普及し、様々な機能を持ったアプリケーションが登場しました。

ですが、今からテレワークに切り替えるとなると、Web会議ツールの種類があまりにも多く「どれを使っていいのかわからない」「なにを導入しておけば安心なのか」といったこともわかりづらくなってしまっているのも確かです。

そこで、今回はそういった悩み事への参考も兼ねてWeb会議ツールのシェア率と、上位のシェアを占めるツールの特徴についてまとめてみました。

Web会議の代名詞!?圧倒的なシェアを誇るのは…。

まず今回の調査にあたって、先輩テレワーカーの皆様に現在利用しているWeb会議ツールについてアンケートをとって、シェア率を調べてみました。その結果は下記のグラフの通りになります。

Q.利用しているWeb会議ツールがあれば教えてください。

調査の結果、まず『Zoom』が61.6%と最多。続いて『Microsoft Teams』が46.2%と、こちらの2つが圧倒的なシェアを占める結果となりました。次点として『Skype for Business』と、『CISCO Webex Meetings』が9.8%という数字が出ているのがわかります(なお『Skype for Business』はサービス終了済)。

各ツールの特徴は?

上位を圧倒的なシェアで占めている『Zoom』と『Microsoft Teams』、さらに次点として挙がった『CISCO Webex Meetings』。ですが、どのツールも一見すると違いが判りづらいのも確かです。そこで、これらの3ツールについて機能や特徴などを記してみました。

・Zoom

テレワークが普及するきっかけとなった新型コロナウィルス流行の直後から、多くのWeb会議で使用されることになったツールです。一時はWeb会議を指して、ほかのツールを使っていても『Zoom会議』という名称で呼ばれるほど、Web会議ツールの代名詞となるほどの知名度を持ちます。

このようにシェア率があがった背景のひとつにURLひとつで外部の人間を呼ぶことができる手軽さがなによりの特徴と言えるでしょう。

会議への最大参加可能人数は100~500人(プランによって変動)と多く、また、会議以外にもイベントでの利用や大学での授業、企業研修などといった使い方(Webセミナー=ウェビナー)が非常に高機能であることもポイントです。最大10,000人の出席者の管理、ウェビナー後に自動アンケートでフィードバックを回収出来る機能、参加者の挙手機能・投票機能などといった、セミナーやイベントに必須の機能が多く備わっているのも大きな強みではないでしょうか。

・Microsoft Teams

会議への最大参加可能人数は100~300人(プランによって変動)。ツール名の通り、Microsoft社によるツールのため、エクセルやワード、パワーポイントなどといったビジネスには必須のOfficeとの連携が可能な点が最大の特徴となります。

Officeとの連携とは、Outlookを使って会議の予定を共有・調整する、会議中にエクセルやパワーポイントの共同編集を行う……など、より効率的な会議が実現するかもしれません。

また、Web会議中でなくてもチャットの利用やフォルダの共有が可能であるというのもポイント。日々のコミュニケーションが円滑になり、よりテレワークが効率的に進むかもしれません。

・CISCO Webex Meetings

参加可能人数は100~200人(プランによって変動)程度。日本では先述の2つに比べてシェア率は低いツールですが、世界的なシェア率は多いのが特徴です。さらに、こちらは日本語と英語だけでなく、フランス語、イタリア語、韓国語、中国語などといった多数の言語に対応しているのがポイントになります。グローバルな対応が可能となるため、日本にいながら海外の企業で働かれるような方にとっては強い味方となるでしょう。

複数人でのWeb会議はもちろん、イベントの開催や録画機能など、昨今のWeb会議ツールは様々な機能を備えています。もちろん、類似した部分はいくつか見受けられますが、やはりサービスごとに様々な特色があります。なかでも『Zoom』は、『アカウントなしでスムーズにWeb会議を社内外問わず開催できること』が手軽だったこともあり、多くのシェアを占めることになりました。

一方で『Microsoft Teams』はOfficeとの連携、Webexは多言語対応と、状況によって特徴や強みを発揮した活用がなされており、シェア率が低い結果となってしまったツールも、おそらく職種ごとに使いやすいさなどは違ってくるのではないでしょうか。

まずは多くのシェアを持つ『Zoom』を、それ以降はチームでのテレワークに最も合ったツールを探していくのがベストな選択と言えるのかもしれません。

テレワークでも、よりよいツールを導入して、より円滑なお仕事を目指してみてくださいね!

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/

・ライター、メディア、新聞社の強い味方

・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワーク
・リモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査。ご要望に合わせて設問の用意可能。

・運営:株式会社LASSIC(ラシック)

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テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査

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