仕事と家事、両立できていますか? テレワーカーの家事を徹底調査!
過ごしやすい我が家で移動時間に縛られずに仕事ができるとあって、自宅でのテレワークは新しい働き方として徐々に浸透してきました。とはいえ、自宅では、必然的に仕事とは違うある作業が発生します。それは炊事や掃除、洗濯といった家事。自宅にいる時間が増えたということは、今までオフィスにいたときよりも家事に費やす時間が増えた方も多いのでは? そこで、今回はテレワーカーが仕事と家事を両立しているのかをアンケート調査で調べてみました!
テレワーカーは家事の時間に変化なし? 一方で……
まずはテレワーク経験者を対象に「家事に費やす時間」についてアンケートをとってみました。

アンケート結果を見ると、男女ともに40%以上の方が「1日の家事の時間は変わらない」と回答されています。「家事の時間が減った」という回答も合わせれば、約半数の人が家事の時間は増えていないと回答したことになります。一方、家事の時間が増えたと答えた方も多くいらっしゃいました。増えた時間が1時間未満の方は男女ともに10.4%程度ですが、1時間から3時間増えた方は男性が23.84%、女性は30.83%という結果になりました。また、こちらについて別のアンケートでは以下のような結果も出ています。

こちらは「減った通勤時間の代わりに何をしているか」というアンケートですが、そのなかで「家事」と回答された男性は21.68%に対して、女性が40.46%と圧倒的に多いという結果になりました。以上のアンケート結果から、家事をする時間が増えてしまったのは女性が多い、という結果が見えてきます。
結局のところ、テレワーカーによる家事と仕事の両立はできている?
続けて「そもそもテレワーカーが仕事と家事を両立できているか」という点について、以下のアンケートを実施しました。

上記のアンケート結果では「どちらかと言うと仕事と家事の両立は出来ている」「仕事と家事の両立は出来ている」と回答された方が男性は67%、女性は76%にのぼりました。また、「両立できている」の割合で見てみると、男性の26.88%に対し、女性は35.26%と、約10%高い結果となりました。
その一方で「家事をしていない」という男性の回答は、女性の7.51%を倍近く上回る14.34%という結果に。ここでも、男性より女性のほうが家事をしている割合が高いという結果が出たことになります。一人暮らしで一切家事をしないということは、なかなか考えづらいこともあります(もっとも、家政婦・家政夫さんを雇っているというのであれば話は別ですが)ので、これらの回答をされているのは結婚をされている方なのではないかと、予想できるのではないでしょうか。
両立は可能! ただし……
今回は3つのアンケートからテレワーカーの家事事情、そして仕事と家事の両立しているのか、という疑問を調査してみました。両立については、全体の約7割の方が肯定的なと回答されており、テレワークでは仕事と家事を両立しやすいと感じている方が多いということが分かりました。
ですが、男性と比較し、女性の方が家事をする時間が増えているという結果も出ています。もちろん、アンケートに答えていただいた方は既婚の方だけではなく、独身の方も多くいらっしゃいますので一概には言えませんが、夫婦共働き世帯でテレワークをしているにもかかわらず、家事は妻に任せっぱなし……という状況に心当たりのある方もいらっしゃるのでは? もちろん、仕事だけに集中したいという気持ちはあるかと思いますが、共働きであればそれはお互い様です。得意不得意に応じて分担する、曜日ごとに交代でやる……などのルールを作ってみてはいかがでしょうか。家庭内の雰囲気はもちろん、家事が効率化してお互いの仕事もさらに捗るようになるかもしれません。家事と仕事をバランスよく両立して、より快適なテレワークを!